2015/9/11 水害


台風18号が 11日ごろ来そうという予報だったので、それまでには戻ってくるつもりで 7日 に美麻を出て東京に行ったら、東京でちょっとニュースなど見逃していた間に台風の速度が早まって上陸してしまい、ひどい雨で高速道路も不通になって戻れなくなって、台風通過後の 11日の昼前に戻ってくる結果になった。風は弱かったようで、開けっ放しにしてきて心配していた家の2Fの窓からの吹き込みは全くなく、家までの道路も崩れたりはしてなかったが、あちこちで少しずつ被害が出ていた。


[9/11 11:38 f=29]

[9/11 11:37 f=29]
家の50mばかり手前で水路のマスが土砂で塞がって水があふれて、道路を越えて畑に土砂が流れ込んでいた。右の写真の右下の水たまりがマスで、右の山からU字溝を流れてきた水がこのマスから道路の下を土管でくぐって道路下のU字溝で流れ去るようになっているのが、土砂が土管を塞いでしまったというわけ。
今年はここの田んぼは向こう側1/4ぐらいしかやってなくて、残りの半分を畑にしているだけで、土砂が流れこんだところはちょうど何もやってないところだった。


[9/11 12:18 f=29]
家の裏の棚田も稲刈りに向けて乾かしていたのにまた水浸しに


[9/11 13:24 f=29]
水道が出ないので自家水道の水源を見に行くと、流れた土砂が水路をふさいで、水が水槽 (写真左) に入らなくなっていた


[9/11 13:45 f=29]
もうひとつの水源では、沈殿槽に土砂が50cmも溜まっていた


[9/11 13:47 f=29]
取水ホースを入れてる沢では、埋まった土砂の上を水が流れるようになってしまっていた。


[9/11 15:30 f=57]
午後、詰まったマスをほじって復旧しようと出たところで、高橋組の重機が来てマスを掘り出してくれた。誰かが道が通れなくなってると大町市に連絡して、それで高橋組に依頼が来てなおしに来てくれたらしい。


[9/12 9:16 f=29]
翌日、軽トラで家より奥の道を行ってみると、道路があふれた水で洗われて4WDの軽トラでも通りにくいほど道がえぐられてしまっていた


[9/12 9:54 f=29]
山側の水路を復旧して道路に水が行かないようにした
山側の水路がここで終わってるのでここで土管で道路をくぐってるはず


[9/12 10:05 f=29]
と、掘ってみたら、コンクリートの立派なマスが出てきた。
1970年頃に作られた道路だが排水処理はしっかり作られていて、しかしもう忘れられ土に埋もれて遺構になってしまってたわけだ


[9/12 10:38 f=29]
山の斜面には小規模な土砂崩れも


[9/12 15:34 f=29]
午後、自転車で奥の松ノ木小屋まで行ってみた
1箇所、土砂崩れで車では通れなくなっていた。
道が通れなくなってると大町市美麻支所に連絡した人はここのこと言ってたのではないかなあ。家のマス直してもらえてラッキーだったけれど。


[9/12 15:53 f=29]
松ノ木小屋は問題なし。12月の大雪で停電して8月初めにやっと復旧した電気も今回は問題なし。


[9/13 16:22 f=29]
家の裏の棚田の上の方でも山が崩れていた


[9/13 16:22 f=29]


[9/13 16:25 f=29]


[9/14 11:05 f=29]
冒頭の道路わきのマスに行くU字溝の最上部では、大きな石で溝が塞がってしまっていた

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